#8 レコーディング 後半(17.6.3) 《 -The First- CD/MV リリース記念企画 連続更新⑦》

 

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2side Music Video 
時の果て(ROCK side)  ZERO (HIPHOP side)

 

というわけで後半 レコーディング2期の話

12月後半

1期から随分寒くなって、久々にあの場所へ

慣れない。まだまだ慣れない中 勇み足で

 

今回は連続3日を予定し、レコーディングプランを立てていたものの
実は初日、高温の熱を引いてしまい…
元から初日は楽器レックを予定していたため、大事をとってお休みを頂いてました。

そしてこの時、 Wind ZERO のリリックの全てに納得してわけではなく
重い体を引き摺り リリックの再考を行っていた(MK2さんには確り1日で休めと言われていたので、今初解禁…)

つまり、本当なら
もっと早く完成させ 満足の行く内容で 体に染み込ませた状態で
レコーディングには臨みたい 臨むべきものであるのに

この日の俺は、まだ迷いの中
1期とは全く違う恐れと 変な慢心の中
大切な 大切なレコーディング現場に向かっていたんです

 

120% 

今の自分を受け止めて 且つ その今の自分ではこれ以上ないってところまで
突き詰めたとしても その全てを残すことはそう簡単じゃなくて

それどころか 80%……70%にも満たないままじゃ言うまでもなく

 

Wind

仮歌を撮り終え、1バース本レックを終えたところで

ストップが入った

 

しばらく聞いて、練習してていいよと
遮断された空間に 一人取り残される

視界の隅に、MK2さんと佐々木さんの表情がちらつく

見えないように、練習するけれど
身にならない いや、今更…俺はこの場で
このミュージシャンにとっての聖域で  

 

一体 何をしてる?

 

そう考え出した時、MK2さんに呼び出された
「ちょっと一服でもしよう」と

 

色んな現場を見てきた2人に隠し事なんて出来るわけも無くて
色々、環境の整備(音響が聞こえやすい、より歌いやすいように)してくれたり
そういったことを最大限してくれた上で

 

時間をおいて出直そうか

 

それは優しさだった

これ以上ない愛だった

 

音楽だって ただの夢じゃない
自分が想像したものや スキルや 経験や 途方もない努力

そこに価値が生まれて 価値を見出してくれる人がいて

だから俺たちも生きていける

 

それもいらない、と。

ただただ 俺の初めてのアルバムに後悔を残したくないと
満足がいくものを残してあげたいと 

 

それが その愛が

 

ひどく辛かった。

申し訳無かった。

情けなかった。

何より悔しかった。

 

俺を良い気にさせて それなりのものを撮って
そんなの簡単なのに その方がずっと楽なのに

 

それをしなかった彼らは

あとは自分次第 といった言葉を俺に送った

 

普段 酒は楽しく飲む方の俺が
荒れるために その日だけは飲んだ

風呂の中で一人で泣き叫んで

好き勝手飲み明かして

 

意味は分かっていたし

期待を裏切ったことも重々理解していて

お前がまだこの世界に残れるなら
這い上がって来れるなら いつでも手を差し伸べると

この一歩をもう一度 踏み出せるかどうか

それだけで

 

音楽を初めて4年

ずっと悩み続けてきた

何ひとつ上手く行かなかった

理想は程遠く 才能は持って生まれてこれ無かった

そんな俺にも 最高のステージや
風景や 仲間の記憶 は合って

こういう時くらい 浮かんできてくれると思ったけど
なんでかな…そうもいかなくて

苦しい思い出ばっかり浮かんで

 

もうここで…なんて

潮時か…だとか

 

いや、まだ何も 何も 成し遂げてない。

何も始まっていない

踏み留まった理由

それはまたしても

 

意地で

 

悔しさとか 色んなものを全てMK2さんへ 吐き出して
もう一度 お願いします

と、意志を 強く伝えた

 

約1ヶ月 猶予を頂いて
その間に リリックも満足いくよう書き直しながら
自分に 音を 言葉を 落とし込んでいく作業を

もう二度とあんな思いはしたく無かった

恩師と言える二人を裏切ることだけはしたく無かった

 

改めて臨んだ レコーディング

緊張は1回目や 2回目とも 比にならなかったけど
胸は今までで一番張っていたと思う

 

それからはスムーズだった

相も変わらず コーラスで笑われたり
また懲りもせず我儘を言ってしまったり
そんなことはあったけれど

 

ZEROとWind それに他の3曲のコーラスや

勿論、まだまだ理想は遠い 遠い

もっと上手く、もっとこうしたい でも今の自分じゃできない

その悔しさも このアルバムに詰め込んで

それも全て、全ての感情や 今の自分を詰め込んで

 

1st Mini Album 

-The First- 

レコーディングは終了した。

 

本当に今の俺の全てで

始まりで

ここを超えていく ここから変わっていくんだ

思い出せば こうして書き出せば

込み上げてくるくらい

それくらいのものは込めた 

一人でも多くに届けば良いな。

 

Respect for MK2 SASAKI TAKAYUKI

 

次は MV・アー写撮影

 

絶えず 響く K’S-J

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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