#12 〜JGV.vol1 生誕祭まで

 

先日、K’S-J発主催 -JGV.vol1 生誕祭- この大切な1日を無事、完結することができました。
本当に沢山の人の協力 集まってくれた皆があってこそ
まず本当 ありがとうございました!
今日はこの日への想いや この日までの事を思いだしてみようと

そうだな。やはり、というか
始まりはどこまでも愚かで馬鹿かもしれないけれど
閃きだった。

つまり「ただやってみたかった」

6月

今回イベントでスタートを飾ってくれたねぎぼうずと
自宅スタジオで作成をしてたときに
彼が「やってみてもいいじゃないですか?」と
それまでは別に主催って訳ではなく しっかり自分の周りの大切な仲間と
何か面白い事をやりながら 宝とも言える1st Mini Albumをひっさげて
いろんなライブハウスをまずは渡り歩く気でいるだけで
でもそこでねぎぼうずがそんなアイデアを出してくるものだから
脳裏から離れなくなって その日のうちにやってしまおうと決めた。
それが主催ライブ それも彼のそのやってしまっても、、、に加えて
どうせならと誕生日に重ねて やってしまうことにしたのが始まり。
そういう意味じゃ やつは共犯者やな笑

そこからは怒涛…
勝手ながら日にちも やりたいことも決まってたのに
会場はおろか、出演者も決まっていない!
まず共犯者のやつは巻き込むとして…(当然彼を一人のアーティストとして尊敬しているから)
その日 スタジオからねぎぼうずを送った道の途中でまたとんでもないことを

「じゃあ、今度の僕のワンマンでます?」

じゃあって何!?と思いながらも
ありがたいお話で これまた急遽K’S-Jとしてステージに上がる最初の日
そして俺個人としても2年ぶりのステージが決まった。

来たるべく 6.24 迎えたねぎぼうずワンマンライブで
久しぶりに味わう独特の緊張感 動揺を隠しながら
少しでも彼の大切な1日に花を添えられたかな?

 

さて時間は少し戻るけれど
そのワンマンの準備をしながら 各所自分の足や、言葉や使えるものは使って 
翌日から渡り歩いていた。

ありがたいことに、師匠のお力添えもあり
会場は老舗Heartlandに協力していただけることに。

なら次はと

今までみてきたかっこいいと思えるアーティストに声をかけ
時にライブ会場に足を運んで…

N-First

クラブのライブで一度みたことがある彼の存在感は
その時から忘れられず 久しぶりの再会はライブハウス
嬉しかったのは その存在感は
あの日クラブでみたからという魔力でも 飲んでいた酒の力でもなくて
紛れもなく彼自身の力だったってこと。

CDを渡し 帰りの電車でライブのアプローチを送っていた。

そしてこのN-Firstとの出会いをくれたのは
3番手で惜しみなく感情を歌ってくれた 路地裏CatWalkのAKILLYだった
そんな彼は俺が製作活動や道に迷っていた時にHIPHOPをいろんな角度から教えてくれた人で
ライブを見たのは最近だったけど それがすごく良かった。
当然声をかけさせてもらって。

 

Noz Regret

VOのDすけに声をかけた。
彼らは一時ライブ活動を休止していて 実は復活ライブは俺の主催より後の9.15
…にも関わらず 快諾してくれて。
昔から一人の後輩として大好きなやつで 俺のルーツでもあるUVERworldに
同じく影響を受けてきた男だから話もあってさ。
でももこの大切なライブに’仲がいいから’なんて理由で呼んだ気は毛頭ない。
一人のヴォーカリストとして魅力をずっと近くで感じていた存在
だからこそ この大切な日にはいて欲しかったんだ。 

少し話はそれるけど、こいつらの復活祭 9.15 覚醒の瞬間
これに俺の参加も決まっていて 感謝を込めて最高の1日にしたいから
どうか 集まってくれればなと思う!

 

そんな風に動いていると
あっという間に時間は過ぎていって 固まるごとに沢山のビジョンが浮かんでくる。
それに向けて動いていたり 生誕祭を発表できたりとしているうちに
思いがけない話が飛び込んできた。

8/10 アーツソニック
金山フォレストホールで行われる母校のイベントへのゲスト出演だった。

2000人規模のキャパシティー会場でのライブ
そしてバックバンドは俺がずっと尊敬してきたミュージシャン

Gt えいぞうさん
Ba ほったさん
Dr おおのさん

そして3MC

ずっと意識してきた存在
Raven out せいや

師匠 村屋光二 其の人

俺のミュージシャン人生
切っても切れない人たちと肩を並べることになったその日に向け
修行の日々もスタートする。

8.10 アーツソニック 
8.22 JGV vol.1 生誕祭

これがK’S-Jとして1st Mini Albumをリリースしてから始まった
ソロプロジェクト〜序章〜の試練であり、ゴールとして俺の中に確立された瞬間だった。 

それからはその2つのイベントを軸に活動していった。

アーツソニックに向けては
これも沢山のライブハウスに協力していただき
いろんなイベントに飛び込みで参加させて貰って
週2〜3のライブを行いながら自分を磨く日々

JGV vol.1 生誕祭に向けては
引き続きアーティストに声をかけながら
集まってくれる人が少しでも多く楽しめるようなアイデアは無いか考えていた。
不思議なことにこれが次々浮かぶ
まぁ、これも何って俺がやりたいこと。ってだけだったとは思うんだけど

それがFeaturingアーティストとして一緒にステージに上がってもらうことだったり
お互いのことを前もって知ってもらおうってカバー動画を作ってみたりすることで

Vo.HANIMALÜさん(from yadosagasi)
Gt.せいや (from Raven out)
Ba.闘志

この三人はFeaturingの1.2曲のためだけにイベントへ駆けつけてくれていて
3人ともこのイベントだけでなく MV 時の果てへの出演や
それこそアーツソニックで同じステージに立っていたり
師としてライバルとして友として 公私ともに大切な人たちで
K’S-Jとして同じステージに立てるのは本当に嬉しかった。

NOZ RegertからはVo. Dすけと Dr.じゅんや
ねぎぼうずも彼のワンマン以来の共演が決まる。

更に追加アクトとして

紹介でサツキノヤマイが

CROSSは解散前に相談してくれていて
新たなスタート 大きな決断をした彼らに花道を作りたくて声をかけた。

 

こうして着々と準備が進む中
ついにひとつめの試練 大舞台アーツソニックを迎える。

巡り合わせ 貰ったチャンス
俺がやってきたことがひとつの評価を受けて立つことができた舞台
大舞台だから とかじゃなく
認めてくれた人がいて立てたステージだからこそ
大切に胸を張って でも大きなイベントを作るひとりとして
ステージに上がった。

1曲目 銀色の空
師匠が単騎で乗り込み圧巻のステージを見せつける。
会場のボルテージは一気に上がる ステージ裏で胸を拳で叩いて

2曲目 ユメノトモシビ
K’S-J その名を呼ばれてステージにゆっくりと上がる。
向かい袖には同じくステージに上がるせいやが。
落ち着け。まだや。そう言い聞かせて、衝動はまだ秘める。
Dr おおのさんのカウントを聞き…解放
そこに全てを置いてくるつもりで

3曲目 時の果て
俺の大切な大切な1曲を
振り返れば憧れてきたミュージシャンが演奏してくれていて
隣にはライバルがいて 会場には聞いてくてる人や
これから俺たちの世界に飛び込もうとしている子達もいて…
歌い切ってステージを降りる。
まだ心臓がうるさかった。

4曲目 stand up
ラスト 再び村屋さんが吠える。
ステージ前 村屋さんがずっと圧倒する。背中を魅せる
そういっていた通り 歌声 姿勢 放つ全てで会場と
そして俺達に示したステージ。

その日は家についてそのまま深く眠っていた。

日を重ね いろんな反響を耳にしたり
風景を思い出したりするもので
思い返してみれば 俺は何よりただやってやる。そう思っていたのだと思う。
思い返して、といったけど 思い出せるほど冷静じゃなかったし
衝動や 想いや 駆け巡るもので必死にあの数分にしがみついていたんだろうな。

そこに見たのは
遠い師匠の壁 背中 
そして俺はどう映ったのか
素敵な1日で そして悔しい1日でもあった。

 

日は進む…

 

8.22 JGV.vol1 生誕祭

ついにこの日を迎える。

実は直前まで機械トラブルが続いていたのだが
不思議と不安はなくて 最高のイベントになるって何の疑いもなかったし
断言するが 誰よりも楽しみにしてたんだ。
あとは1日を心から楽しむだけだった。

次々と会場するアーティストに握手をして より今日を良い日にするんだと力が入る。

簡単に言うなら
全アーティストが(こういう表現ををするとすごく上から目線に聞こえるけれど)
俺の期待に応え そして超えていってくれていたステージだった。

俺なりに、俺がかっこいいと思えるアーティストばかりに声をかける中で
きっとこの人なら こうやってイベントを盛り上げてくれるだろう!
みたいなイメージをしながらイベントを組み立てたりする。

会場に集まってた人はアーティストもそうであるように
本当に幅広い人たちが来てくれるのはわかっていたし
だからその心にすっと入っていってくれそうな 
ねぎぼうずに最初をお願いしたり

衝動を伝えるなら 俺の想いもよく理解してくれてて
その力を持ったNoz Regretが空間を熱くしてくれると2番手に

集まったみんなの熱い気持ちはNozが呼び覚ました。
この熱いバンドかました次は
一番世界感が強いやつじゃないと成り立たない。
そう思って路地裏CatWalk 見事に会場のテンションは冷ますことなく
自分たちの世界を見せつける。

N-First
出だしから ステージに上がる前から圧倒的な存在感
もう一段 会場の空気感を引き上げてくれると信じてたけど
一段?そんなもんじゃなかったように思う。

K’S-J
ついに俺の出番だった。
みんなが最高の演奏をしてくれた。そこに対するプレッシャーは
やっぱり不思議となかった。
だから、俺は俺のステージをするだけだと思っていた。

上がったステージで気づく。
会場で一人の客としてイベントを楽しんでいた俺が
そのイベントのテンションを受け継いでいない訳がなかった。

上がる。もはや自分ではコントロールできないテンション
アーツソニックを経て経験したと思っていたこと 成長したと思っていたこと
それが良くも悪くも制御不能
ただあの経験はおれない俺を作り上げてくれたのは事実
どうにでもなれ ではなくて 自分を信じて 振り切る。

CROSS
なんか固っくるしく書いてきたのに何だけど
泣くなよ!おい!笑
こいつらだけが抱えた特別な事情 解散ライブがこのライブでよかった。
そう思ってもらえたなら、何もいうことはないよ。
何度も何度も頭を下げて感謝してくれたけど、感謝したいのは俺の方で
大切な日を この日に選んでくれてありがとう。

サツキノヤマイ
実はこのバンドだけが紹介してもらって、全員と面識がなかった。
正直言えば、この時間だけ不安もあった。
吹き飛んだ不安 演奏力の高さは最初ですぐにわかったし
MCで「すごいいいイベントだったんだなって感じた」みたいなことをいってくれて
俺の想いや イベントの想いを ちゃんと受け取ってくれた

 

こうやって長かった俺の序章は幕を閉じた。

MCでも伝えたけれど
この日はK’S-Jとしても 俺の音楽人生としても
23年間の北川修平の人生としても。

沢山のことがあって
苦悩とか不安とか、そういったことだって一つ一つ積み重ねて
たどり着いた一日

決して完璧じゃなかった。
当日の演奏も今見返したら、目を瞑りたい瞬間もあるし
その日までのこともバカみたいに沢山の反省点はあって
俺の人生だってうまくいかないことの方がそりゃ多くて
いろんなやつを羨んだり 自分を嘆いたりもしながら
なんとかここまで来た。

でも俺はいま笑っているし 幸せだと確かに言えるし
JGVも最後みんな笑ってくれていた。
俺は一切の曇りなくあの日に胸を張ることができる。

だから道中沢山迷ったり 間違ったりもしたけれど
俺の人生 大切な一日に間違いはないんだって心から信じている。

 

そして
こんな俺はこれからも下手くそに走り続けるんだと思う。

-人が想像できることは必ず人が実現できる-
-理想を現実に変える現実-

またバカだなって言われても
成長しないってもしかしたら勘違いされることがあっても
俺は失敗も成功もちゃんと糧にしてさ
足を止めずにいきたいんだよ。

ひとつひとつそのバカを、夢を、閃きやアイデアを
現実に変えるために怪我しながらでもさ
根本はきっとバカなままで でも怪我して覚えたことは俺を作っていくだろうし。

 

これからも俺は俺として進み続けます。
時にそれが誤解をさせてしまったり 大切な人を傷つけたり
そういうこともあるのかもしれないけれど

だとしても、俺はやっぱり感謝を心から伝えたい。

俺は大切な人たちが周りにいてくれたおかげでいまがある
決して強いわけでも 俺が何かを持っているわけでもなくて

ただ、そばにいてくれた人たち
巡り会えた人たちのおかげでいまがある。

だからいつまでも 大切に
俺は俺の道を進みながら いつまでも胸に

1st Mini Albumにも記した言葉

俺に関わってくれた全ての人に、物や事に。

ありがとう。

ありがとうございます。

 

絶えず 響く K’S-J

序章から 俺が刻んでいく 第1章へ。

 

 

PS
イベントの後俺を襲ったテキーラコールはほんまに忘れんからな!
いつかもっとお互い上にいって お前らにとっての大切なその日には
そこに俺もおって 絶対に飲ませたるから覚えとけ!!倍で返す!
感謝も悔しさもテキーラも!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

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